観光名所
和歌山市
紀州徳川家歴代藩主の中でも文化に造詣が深かった紀州徳川家第十代藩主徳川治宝が、文政元年より8年かけて西浜御殿(治宝の隠居所)から清遊の場として水軒御用地内に造営した大名庭園。老松に囲まれた池泉回遊式の日本庭園約33,000㎡には大小さまざまな池があり、水門から湾に海水を取り込む汐入り池と全国的に珍しく、池には魚の鯔(いな)がはね、四季折々の花々が訪れる人々の目を楽しませてくれます。なかでも、5月の鮮やかな紫色の花で魅せてくれるカキツバタや色鮮やかなツツジ、梅雨入り前後に咲き誇るアジサイは見事。また庭園内には御茶屋・養翠亭(予約のみ別途有料公開)があり、表千家了々斎作の二畳台目の茶室である実際庵や、全国的にも類のない左斜め登り御廊下など貴重な遺構が保存されています。なお、本庭での野点茶会、養翠亭の茶会等も開催可能(要相談)。
湊御殿
太鼓橋と守護神島
守護神
正面入り口
太鼓橋
養翠亭
【阪和自動車道和歌山ICより車で約20分】 【JR和歌山駅よりバスで20分、バス停「養翠園」下車徒歩10分】