その他
串本・勝浦・新宮
「蟻の熊野詣」といわれ、熊野三山の信仰が盛んだった平安朝中期から鎌倉時代に65代花山法皇が三年間山中に参籠し那智山を一番にして近畿各地の三十三観音様を巡拝したことから西国第一番礼所となったとされます。現在の本堂は、織田信長南征の兵火にかかり、天正18年(1590)豊臣秀吉により再建。桃山時代の建築をとどめる紀南で一番古い国指定の重要文化財建造物です。そして、この堂の高さは18mと、大滝の落口の広さと同じであるといわれています。また、青岸渡寺尊勝院は、那智山開山の裸形上人像と如来像を安置。中世以降は天皇、皇族の熊野詣での宿泊所にあてられていました。不開門は同院の入り口にある唐破風の四脚門として知られています。
青岸渡寺入口
青岸渡寺内部
御神木
【阪和自動車道紀南田辺ICから車で1時間40分】 【JRきのくに線那智駅から車で20分】