観光名所
和歌山市
黒潮が流れる青い海と眼前に広がる青い空。雑賀崎は和歌山市南西部・瀬戸内国定公園の東端に位置する風光明媚なエリアです。この地域は和歌浦の一部で、「奥和歌浦」とも呼ばれ、いくつもの名所があるため散策するのにピッタリな場所です。見所の1つ、急峻な土地に林立する住宅。山に沿って建つ街並みはまるでエーゲ海を彷彿させる一方、細い路地からは人の温もりと懐かしさを感じられます。次なるスポットは岬の先に建つ「雑賀崎観光灯台」。観光灯台とはいえ夜には灯りを放ち、船の指標の役割を果たしています。ここから昇る朝日や沈む夕陽は見事! 眼下に双子島、番所庭園、遠くに四国、紀淡海峡、瀬戸内海、そして和歌山市内と360度の大パノラマが望めます。ところでこの地に伝わる「花ふり」をご存知ですか?これは年に2回、彼岸の中日に沈む太陽から光が降る、その様子が“花が降る”ように見えるという言い伝えのこと。今でも春分、秋分の日には「雑賀崎の夕日を見る会」が行われています。
他にも紀州藩が海防のために造った台場跡が残る、雑賀崎の北の端にある岬「トンガの鼻」、春から秋にかけ旬の魚が獲れ、旅人のお腹を満たしてくれる「雑賀崎漁港」など見所満載。雑賀崎は夕日を含め自然の力が癒しをもたらしてくれるスポットです。
夕日百選にも選ばれた夕焼け
海岸からみた雑賀崎の景色
雑賀崎灯台から
【阪和自動車道和歌山ICより車で約30分】 【JR和歌山駅、南海和歌山市駅よりバス雑賀崎遊園下車、徒歩約15分】