観光名所
岩出・紀の川
正式名は如意山厄除観音寺。だが、地元の人はもとより多くの人から「長田観音」「長田の観音さん」の愛称で親しまれています。普段は静かなお寺だが、毎年旧暦の2月の初午や二ノ午にも多くの参拝者が訪れ、初午には「厄除けまつり」が行われ、たくさんの露店が出て賑わいます。如意輪観音を本尊とするこのお寺は、延喜21年(921年)念仏上人により開創されました。かつては、勅願寺として堂塔が壮大で立派な伽藍を持っていたが、豊臣秀吉の紀州攻めで境内のほとんどが焼き打ちに。だが草堂に安置されていたため本尊だけは難を逃れたとされます。この草堂を見た道誉尊者が嘆き、再興に尽力し、一堂を建立されました。寛文の時代、紀州藩主徳川頼宣公が厄除祈願に参拝し、今の別所の地に移した後、本堂を建立。以来、紀州藩歴代藩主が厄除け祈願寺とされたことより、今日に至るまで、多くの人々が厄払いに訪れるようになりました。
鐘つき
山門力士像
十一面観音像
【阪和自動車道和歌山ICより約40分】 【JR和歌山線紀伊長田駅より徒歩約3分】