その他
海南・有田・湯浅
神功皇后が三韓遠征の帰途、誉田皇子と共にこの地に逗留されました。それ故に欽明天皇(550年代)の宣命により応神天皇の霊を勧請し、八幡宮を建立したと伝えられています。永延元年(987年)には石清水八幡宮の別宮に。根来衆徒による焼き打ちで社殿などを失った事もありましたが年月をかけて再建。その後も豊臣秀吉に社領を没収されるなどの苦難が襲いかかった日も。本殿は元亀3年(1572年)に建築された三間社流造、檜皮葺の建物。和歌山の他の神社建築とは異なり、背面には低い腰掛け状の壇を取り付けている点もぜひ見逃さずに見ていただきたいです。本殿、拝殿、摂社武内神社本殿、刀剣など国指定重要文化財がずらり。10月15日附近の日曜日には秋祭りが行われ、獅子舞などが披露されます。また、桃色の花弁が神社に彩りを与え、風情が漂う桜の季節も一興です。
鳥居
拝殿
社務所
【阪和自動車道海南ICより約18分】 【JRきのくに線海南駅からバス停「野上八幡宮」下車すぐ】