観光名所
和歌山市
西国三十三ヶ所の第二番の札所。奈良朝時代の宝亀元年(AD770)、唐僧・為光上人によって開基された霊刹。境内には三つの井戸「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」があり、年中水が絶えることがありません。この三つの井戸が紀州にある寺という事より名前が『紀三井寺』になりました。坂がきっかけで、恋が実ったことから結縁坂と名付けられた坂があり、恋愛成就を願い訪れる人も。普段は、巡礼姿のお遍路さんが集う場所ですが、春になると多くの花見客で賑わいます。
境内にはソメイヨシノを含め約600本の桜が咲き誇ります。関西一の早咲きの桜である同寺の桜は、松尾芭蕉の「見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺」の一句にも登場します。231段の階段の途中から上を見上げた時に目に入る幻想的な景色と、その階段を登りきった後に振り返った時に見える桜越しの海は、訪れた時はぜひ見てほしい光景。開花期間は3月下旬から4月中旬で、ライトアップや桜まつりも開催されます。
幸福観音
多宝塔
山上からは和歌浦湾が眺められます
【阪和自動車道和歌山ICより車で約18分】 【和歌山市駅、南海和歌山市駅より紀三井寺バス停下車徒歩約10分】