観光名所
岩出・紀の川
宝亀元年(770年)に創建された粉河観音宗の総本山。西国三十三ヶ所第三番の札所であり、第一番の青岸渡寺、第二番の紀三井寺と共に紀州産大霊場の名刹です。正式名は風猛山(ふうもうざん)粉河寺。特筆すべきは、国宝の「粉河寺縁起」。紙本著色・幅約30cm、長さ約20mで、詞書と絵画によって構成され、霊験物語二話を一巻に描いています。他にもたくさんの重要文化財に指定されている建造物があります。その一つが大門。和歌山県では、高野山・根来寺に次ぐ偉業を誇る大きな三間楼門です。また、本堂は幾度の造営と改造を行い、現存の建物は享保5年の江戸時代のもの。この時代の欅材による代表的建築であり、西国三十三ヶ所の中で最大を誇っています。
春になると、約35000坪の広大な境内に咲き誇る桜を堪能することができます。約300本の桜は、紀三井寺と同様に近畿でも早い時期に満開になる名所としても知られています。見頃は3月下旬から4月上旬。
千手堂
寶鐸墜
粉河祭り山車
【阪和自動車道ICより車で約45分】 【JR和歌山線粉河駅より徒歩約15分】