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高野・かつらぎ
寛永20年(1643年)、3代将軍徳川家光が徳川家康・秀忠を祀るために建立。江戸時代初期の代表的霊廟建築として国の重文に指定されています。元は山内の一寺院「大徳院」の建物で、大徳院自体は明治なり他の寺院と合祀されたためこの霊台だけが残りました。東西に静かに並んで建つ霊屋2棟。6m四方の一重宝形造で、銅瓦葺の屋根の頂に露盤をのせ、周囲には勾欄を配しています。内部の壁面、天井、厨子には、彫刻、金銀の蒔絵や極彩色の装飾金具など絢爛豪華な飾りが施されています。残念ながら内部は見学できないが、素木に飾り金具を重ね張りし彫刻をはめ込んでいる外観だけでも贅を尽くして作られた事が伺い知ることができます。なお金剛峯寺、霊宝館、大師協会、大塔、金堂、徳川家霊台などを巡る際に優待・拝観券として利用できる共通内拝券が拝観各所・観光協会にて販売中。高野山巡礼の際に利用し、各寺院が持つ歴史の深さを体感してみてはいかが?
この門を抜けると、徳川家康と秀忠をまつる霊屋が静かに佇んでいます
家康公の霊台
霊台の案内板
【阪和自動車道和歌山ICより車で約1時間50分】