日高
姥ヶ滝伝説が残る落差15mの分岐瀑。
吉備野をめぐるハイキングコースの休憩スポットとなっています。
また、川の近くには老婆を祀った祠が残っています。
【姥ヶ滝伝説】
その昔、この滝のすぐそばに1人の老婆が住んでいました。
ある年、検地の役人がやってきてその姥に「ここから上に田はないか」とたずねたところ、姥はきっぱりと「ありません」と答えたのでした。
本当はその上流には、在所の人々が重い年貢から逃れるための隠し田が広がっていたのです。
この姥の一言で田は役人に見つけられずに済み、人々は生きながらえることができたのでした。
しかし数年後、再び検地の役人がやってきて、滝つぼで一息ついていると、滝の上流からひとすじのわらが流れ落ちてきました。
それを、めざとく見つけた役人は上流に田があることに気づき、姥を責め、怒りのあまり首をはねてしまったのでした。
画像・文献引用:有田川町HP
有田I.C・有田南I.Cから車で20分