観光名所
和歌山市
かつて菅原道真は大宰府に左遷され、赴任する際に海上が荒れ狂っていたため、和歌浦に立ち寄り休むことに。やがて波風が静まり2首の歌を詠んで大宰府へと旅立ちました。その後村上天皇時代、大宰府から帰京する参議橘直幹が船を停め道真公を追慕しこの地に祠を創建。御霊を勧請し宝殿を造営したのが『和歌浦天満宮』のはじまりと言われています。また、藤原公任卿の詠歌に「和歌の浦の天満宮や日の本の三の名ただる一つとぞきく」とあるように、古来よりこちらは大宰府天満宮・北野天満宮と共に日本三菅廟と言われ、受験シーズンには多くの学生が訪れます。急な石段を上ると、豊臣秀吉の紀州攻めで焼き打ち後、紀伊藩主浅野幸長によって再建された楼門と本殿があり、いずれも国の重要文化財に指定されています。楼門からは和歌浦湾、片男波海水浴場など絶景が広がり、いにしえの人々も心癒されたであろう風景を今も見る事ができます。
手水所
潮騒の小径
山門
【阪和自動車道和歌山ICより約20分】 【JR和歌山駅より約25分バス停「権現前」下車徒歩約5分】