観光名所
白浜・田辺
三段壁、円月島と並んで白浜の景勝地として知られる『千畳敷』。瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突き出したスロープ状になった柔らかい岩は、第3紀層(6500万年前から165万年前までの時代)の砂岩からなる大岩盤。長い年月をかけて、打ち寄せる荒波によってこのような地形が作り出されました。約4haあり、畳を千枚ほど敷けるほどの広さを誇る事からこの名に。岩盤の表面はまるで年輪のように細かい線により不思議な模様が描かれています。それらの岩に囲まれた光景は、まるで別惑星に辿り着いたかのようで驚く人も多いのだとか。岩畳は何層もの階段状になっているので、波打ち際まで気軽に歩いて行く事も可能。風の強い日には波が岩に砕け散るという大迫力の光景が目撃でき、大自然の偉大さを感じさせます。また、広大な岩畳が茜色に染まる落日の頃の美しさでも知られており、和歌山県の朝日夕陽百選にも選ばれています。
【阪和自動車道南紀田辺ICより車で約30分】 【JRきのくに線白浜駅よりバスで約20分、バス停「千畳口」下車、徒歩5分】