その他
和歌山市
瀬戸内海は鳴門、関門、東予、そして紀淡の4つの海峡に区切られた海域。紀伊半島の西端、宿泊施設「休暇村 紀州加太」を含む周辺一帯が『加太瀬戸内海国立公園』です。宿泊施設の東側に展望台があり、そこからの眺めは格別。また、同宿泊施設よりスタートする1時間程度の散策にぴったりな”自然の小路”は見所が満載です。宿泊施設へと向かう山道の中腹にある入口広場駐車場に車を止め遊歩道へ。足元は赤レンガ道、見上げると照葉樹林が作りだした自然のトンネルのようになっており、まるで異国の森を歩いているかのような心地よい木洩れ日を感じる事ができます。こうして辿り着くのが、友ヶ島や紀淡海峡などを一望できる展望広場。どこまでも続く空が茜色に染まる頃、壮大な大海原に夕日が沈む様は、言葉では言い表せないほどの感動に包まれるはず。なお、公園内には芝生広場、オートキャンプ場、テニスコートなどもあります(有料)。
入り口の案内板
展望台
展望広場からの眺め
深山第一砲台跡
加太瀬戸内海国立公園の見所の1つがこの深山第一砲台跡。淡路島を含む由良要塞の一部で、現在深山地区には全部で三つの砲台跡が残っています。展望広場のすぐ側にある深山第一砲台跡は、明治から終戦の昭和20年まで使用されていて、大阪湾から侵入する軍艦を阻止するために造られたと言われており、かつて28cmの榴弾砲の砲台が6門編成で置かれていました。砲台は2門ごとに仕切られ、トンネルの通路で繋がっていたそうです。現在砲台はなく、トンネルの通路や地下の弾薬庫などが残っています。
【阪和自動車道和歌山ICより約40分】 【南海加太線加太駅より車で約7分】