その他
海南・有田・湯浅
弘仁3年(813年)、紀伊国司が鎮守の神として八王子命を祀り、文和3年(1354年)中言神社となりました。主祭神は夫婦二柱の神。子どもの成育を守り、縁結び、家内安全、陰陽和合の神として人々に親しまれています。中言という名前も、神と人との「中」を執り持つ「こと(言)」に由来。境内には、「紀の国名水」や「和歌山の親しめる水辺66」に選ばれた清水“黒牛の水”が沸き出ています。この黒牛とは、かつて同神社の境内周辺までが入り江で、潮の満ち引きで見え隠れする牛に似た黒い石があったことから黒牛潟と呼ばれていたと紀伊続風土記に載っており、“黒牛”の名が残ったとされています。肝心の黒牛の水ですが、古くから茶道や書道など書芸の上達に効果があるとされ、近隣の酒造会社では同水脈で酒造りの仕込み水に利用されています。
境内までの参道
黒牛の水
案内板
【阪和自動車道海南IC、または海南東ICより車で約10分】 【JRきのくに線海南駅よりバスにて、バス停「黒江」下車、徒歩約10分】