観光名所
串本・勝浦・新宮
古座川に沿って上流に遡った位置にある奇岩。 自然の力により浸蝕が進み風化することで、 岩肌に大小無数の穴が浮き彫られ、その模様が牡丹の花に似ていることからこの名が付けられました。また、この岩には「ぼたん岩の主」という伝説が残されており、ある時、猟師が舟に乗って川を下っていると、牡丹岩の上に白い猿を見つけて鉄砲で撃って確かに仕留めたと思ったが、猿の姿はどこにも見当たらなかった。その後、那智神社詣に出向いたある男が、帰り途中に道を共にすることになった女性と歩いていると、牡丹岩の前で「ここに住んでいるので、どうぞお入りください」と言われた途端に、竹藪が立派に家に変化したのを見て「今は結構」と断り、別の日に訪れる約束したが怖くて行かなかったのだとか。男の子孫は毎年その約束の日(霜月の八日)は牡丹岩の前を通らないと伝えられています。一枚岩、虫喰岩と並び、奇岩名峰の多い古座川町の中でも名勝地として訪れる人の多いスポットの一つです。
和自動車道南紀田辺ICから国道42号経由約2時間】 【JRきのくに線古座駅からバスで約19分、牡丹荘下車すぐ】