観光名所
和歌山市
隣接する玉津島神社の祓所から大正6年に神社になった『塩竈神社』。御神体は塩槌翁尊で輿の窟と呼ばれる岩窟に鎮座しています。塩槌翁尊は神話に登場。兄海幸彦から借りた釣針をなくした弟の山幸彦が、兄の怒りにふれて困っていると、尊は海神の所に行くように伝えます。後に山幸彦は龍宮の豊玉姫を妻として迎えることに。姫は懐妊し、安産で出産することができました。このことから現在も安産や子授けの神様として、人々に親しまれており御祈祷に訪れる人々が多く見られます。万葉時代に遡ると、山部赤人が聖武天皇と共に風光明媚な和歌浦に約10日滞在し、たくさんの歌を詠んでいます。神社に向かって右手の小高い岩山の裾には、一番有名な山部赤人の歌「若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」の歌碑が建っています。
本来はこの字で「しおがまじんじゃ」。
洞窟の中には拝殿があります
お社
【阪和自動車和歌山ICより約20分】 【JR和歌山駅、南海和歌山駅よりバスで約25分、バス停「不老橋」下車、徒歩約5分】