観光名所
海南・有田・湯浅
弘法大師が開いた山頂の霊場・高野山へと向かう道である高野街道の1つが、海南市から紀美野町を東西に抜ける現在の国道370号です。この道は別名高野西街道とも呼ばれています。この街道沿いには参詣者の健康や長寿を祈る、高野山真言宗の10ヶ寺からなる「高野長峰霊場」があります。その1つが惣福寺です。このお寺は宝亀元年(770年)、道光上人によって開山されたと伝えられています。本堂はその姿、規模に置いて野上谷第一であり、付近に住む人々より大御堂とも呼ばれるほどで、神仏習合のため隣には熊野神社が建っていますがそれでもなお同寺は広く、この点も同寺の特徴です。ご本尊は千手観世音菩薩。この菩薩様は、線の慈愛の眼を持って私たちの生き方をご覧になり、千の手を差し伸べて私たちの苦しみを取り除き、安らかな心で日々過ごせるように見守ってくれています。この事より抜苦や安心の願いに叶えてくれると言われています。
本堂の左側にあるムクロジの木は、中国名が「無患子」である事より、心身の健康を祈るこの寺の聖木となっています。
惣福寺は健康10ヶ寺の第八番札所
密かな桜の名所でもあり、開花時期には訪れる人の心を癒します。
【阪和自動車道海南IC、海南東ICより車で約40分】 【JRきのくに線海南駅より車で約45分】